
あなたは知っていましたか?自動販売機の設置方法は2つあるんです!
1つ目の設置方法・・・フルオペレーション型
1つ目の設置方法は、 飲料メーカーまたは専業オペレーターといった業者に土地を貸すだけのフルオペレーション型です。フルオペレーション型で業者に管理を委託することによって設置した土地の所有者は 苦労することなく販売手数料を受け取ることが出来ます。 自動販売機の管理業務には、商品・釣銭の補充や清掃は皆さんも想像して分かると思いますが、その他に売上管理、機械のメンテナンス、トラブル処理なども管理業務に含まれます。土地の所有者の負担は自動販売機の電気使用料となります。
2つ目の設置方法・・・セミオペレーション型
2つ目の設置方法は、土地の所有者が個人で自動販売機の管理業務を行うセミオペレーション型があります。1つ目の設置方法はフルオペレーション型は管理業務を業者に委託しましたがセミオペレーション型は、土地の所有者が自身が管理する設置方法となります。そのため、自動販売機の手配から、商品の仕入れといったすべての管理業務を個人で行います。管理業務を個人で行うためフルオペレーション型よりも利益が多くなりますが、その分、リスクがありますので注意して下さい。
自動販売機の設置方法によって利益が違う!?
自動販売機での収入は、フルオペレーション型とセミオペレーション型で異なります。例を挙げてお話し致します。
フルオペレーション型の利益
フルオペレーション型は、業者から販売手数料分の収入が振り込まれる仕組みです。販売手数料の相場は売上の20%~30%が相場となっております。フルオペレーション型の説明でもお話ししましたが、その売上から算出された販売手数料分から電気代を差し引いた金額が利益(収入)となります。また、電気代は一般的に2000円~3000円分が1ヶ月にかかると言われています。
ここからは例ですが、販売手数料が25%の会社で飲み物が150円する自動販売機を設置した場合ではどうなるかといいますと仮に1ヶ月で200本売れたとすると・・・
150円の飲み物×200本の売上本数=30,000円ここから手数料25%分で7,500円なります。
この7,500円から電気代(仮に3,000円)を引くと4,500円が利益(収入)をなります。
セミオペレーション型の利益
セミオペレーション型は売上金額から自動販売機の購入費またはリース料金と電気代を差し引いた金額が利益(収入)です。式にしますと 売上ー (『販売機の購入費orリース料金』+電気代)=利益(収入)
ここからは例ですが飲み物が150円する自動販売機を設置して200本売れた場合、売上が30,000円になりますのでそこからリース料金(仮で5,000円)+電気代(仮で3,000円)を差し引いた金額が、22,000円が利益(収入)になります。
このように、フルオペレーション型とセミオペレーション型では、管理業務をやるかやらないかで大きな利益(収入)差が発生します。
自動販売機設置によるメリットとデメリット

自動販売機設置によるメリット
狭小地でも設置可能
自動販売機の設置は、最小スペースで設置可能のため有効な土地活用といえます。自動販売機が設置可能スペースは100×70cm程度があれば設置可能なのでどこに設置するかにより収益の差が生まれます。なので、自動販売機は土地の広さより立地条件が重要となります。
他の事業との相乗効果が期待できる
経営している店舗がある場合ですが、自動販売機を設置することによって集客につながることも期待できます。店舗の認知効果もあるでしょう。
照明の明るさが防犯対策になる
自動販売機は、犯罪抑制の役割も果たしてくれます。夜も照明によって明るいままだからです。明るく照らされている自動販売機は、窃盗やいたずらを予防する効果もあります。
自動販売機設置によるデメリット
汚れてしまうことがある
デメリットで考えられるのが空き缶やペットボトルなどのゴミ問題です。利用されている方がゴミを決められたゴミ箱等に捨てて頂ければよいのですが残念ながらモラルがある者ばかりではないのが現状だからです。また、オペレーション型の場合でしたら契約した業者がきれいにしてくれます。セミオペレーション型の場合は、土地の所有者自身がこまめに掃除をするな必要が発生します。
騒音問題等が発生する
自動販売機の設置した際に発生する騒音などがデメリットと言えます。補充時の音や購入者の話し声など、自動販売機を設置したことで原因となり得る音が発生するからです。
そういった問題が起こりやすいところは住宅周辺です。住宅周辺に自動販売機を設置際には配慮する必要があるます。また、オフィス街や商店街など、常ににぎやかな場所ではそのような配慮はありません。